C型肝炎

C型肝炎の概要

肝炎は病期の長さにより急性肝炎と慢性肝炎に分類され、また原因によって、ウイルス性(80%)、薬剤性、自己免疫性などに分類されます。ウイルス性肝炎のうち75%がC型肝炎であり、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって発症します。

主に血液を介して感染します。原因は、輸血、薬物乱用、入れ墨、針治療などが考えられます。また、性行為によるもの、および母子間の感染が認められているためSTDとして扱われることもあります。血液あるいは体液中のウイルス量はB型肝炎に比べ1/100程度であり、性交渉による感染はほとんど考えられません。

潜伏期間は15〜150日と長く、感染後1〜30ヵ月で急性肝炎を発症します。治療せずに放置すると、25〜35年という長い年月を経て慢性肝炎、肝硬変、肝癌に進行することが知られています。


C型肝炎の症状

急性のHCV感染の場合、黄疸もなく無症状に経過し、急性C型肝炎を発症すると黄疸、倦怠感、発熱、関節痛、吐き気、むかつきなどの消化器症状を呈します。劇症化や慢性化を起こさなければ治癒が可能です。

しかし、HCV感染の特徴は慢性化することであり、初感染者のうち80%が慢性化すると考えられています。その原因は、B型肝炎ウイルスの遺伝子が比較的安定しているのに対し、C型肝炎ウイルスの遺伝子は変異の速度が速く、身体が抗体を作る前に形を変えてしまうことにあります。慢性肝炎はほとんど無症状で、倦怠感などの自覚症状を訴えるのは20〜30%にすぎません。


C型肝炎の治療と治療薬

急性肝炎の場合は一般的に安静と食事療法ですが、ほとんど慢性化することから経過を観察しつつインターフェロンで治療を行います。有効率は80%以上と言われていますが、副作用などの問題があります。


C型肝炎の検査と予防法

性行為による感染はまれですが、アナルセックスや生理中などの出血や粘膜に傷ができやすい性交渉では注意が必要です。性交時にコンドームを使用することで予防できますが、パートナーは念のため検査を受けることをおすすめします。

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