B型肝炎

B型肝炎の概要

肝炎は病期の長さにより急性肝炎と慢性肝炎に分類され、また原因によって、ウイルス性(80%)、薬剤性、自己免疫性などに分類されます。ウイルス性肝炎のうち20%がB型肝炎であり、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染により発症します。

感染経路は、性交渉または血液感染なので一種の性感染症(STD)と言われています。精液や血液が粘液と接触することにより感染するため、アナルセックス、オーラルセックスでも感染します。成人で初感染した場合はほとんど慢性化せず治癒可能なので、慢性感染者の多くは分娩時や免疫低下状態時に感染したと考えられています。しかし近年、成人の性交渉による初感染から慢性化するB型肝炎ウイルスが問題になっています。


B型肝炎の症状

感染後2〜6週間でHBs抗原が陽性化します。これに2〜3週遅れて肝機能値(GOT、GPT)が上昇し、黄疸、倦怠感、発熱、関節痛、吐き気、むかつきなどの消化器症状を呈します。また、1%以下の確率で劇症化し、その死亡率は60〜70%と報告されています。


B型肝炎の治療と治療薬

急性ウイルス性肝炎は自然治癒可能なので慎重に経過を観察します。劇症化しなければ予後は良好です。慢性化の予防や慢性肝炎にはラミブジンやインターフェロンで治療を行いますが、感染が慢性化し慢性ウイルス性肝炎になると、現行のいかなる治療によってもB型肝炎ウイルスを消滅し、B型慢性肝炎を完全に治癒させることはできません。


B型肝炎の検査と予防法

性交時にコンドームを使用することで予防できますが、HIVやHCVに比べウイルス量が多く感染力も強いことから、アナルセックスや生理中などの出血や粘膜に傷ができやすい性交渉では注意が必要です。

また、精液や唾液中にウイルスの存在が確認されています。抗体があれば感染のリスクは少なくなりますが、抗体がなく感染の可能性がある場合はワクチン接種を行っておくと安心です。また、前述の症状が疑われる場合は、検査キットで確認しておくとひととおりの安心を得ることができます。

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